美容整形は何かと高額。だからこそ支払い方法次第で“得”が生まれます。
現金、カード、モバイル決済、銀行振込…同じ金額を払うなら確実にポイントを取りに行きたい!
にも関わらず、手順をうっかりしていると上限額の都合で振込&現金払いしかできなくなって…私のようにポイントを逃して損しちゃうことも。
そんな悔しい思いを感じないよう、ちょっとした注意喚起も兼ねて、情報をまとめてみました。参考になったら嬉しいです…
※なお、ここでは分割やローンはややこしいので、ニコニコ一括払い前提で話を進めます。(分割やローンできないところもあるしネ!)
■支払の方法は複数ある
安いものでもそれなりの値段になる美容施術、ほとんどの方が支払いはカードかモバイル決済(PayPay、楽天Payなど)だと思います。
手軽なのはもちろん、ポイント還元があるから、という方も多いのではないでしょうか。やはり高額を払うなら、少しでもポイントで得したい。そう思いますよね? 私はそうしたいです。
となると、ポイント還元が見込める支払い方法は、概ね以下の方法だと思います
支払い方法 | 特徴 | 長所 | 短所 | ポイント還元 |
---|---|---|---|---|
クレジットカード | 後払い(毎月まとめて請求) | ・高還元(1%前後) ・分割・リボ・海外OK ・信用構築に有利 | ・使いすぎリスク ・審査あり | ◎ 高(約1%、二重取りも可) |
デビットカード | 即時引き落とし(残高=上限 ※ただし日/月の上限額は金融機関による) | ・使いすぎ防止 ・審査不要 ・一部で還元あり | ・定期払いや一部決済に非対応 ・特典が少なめ | ○ 中(0.2〜1%) |
モバイル決済 | スマホで即時支払い | ・高還元キャンペーンあり ・スマホで完結 ・クレカ連携で二重取り可 | ・電池切れ ・通信障害に弱い ・非対応店舗あり ・高額は扱えない | ◎ 非常に高い場合あり |
この中で、モバイル決済系は少額決済のみ(最大で1回50万円など、本人状況により変化)。大型オペでは予約金程度しか扱えませんが、ふだんの肌管理や小さめのオペ用には十分でしょう。普段からPayPayや楽天ペイなどを使っている人で、通っている院が支払いに対応しているなら一番の高還元率となるためオススメです。
これが50万を越えてくると、やはりクレジット・デビットカードの出番になります。上限額次第では複数枚使うこともあるでしょう。
ポイント還元的に見ると、基本的には
モバイル決済>クレジットカード>デビットカード
の順に高還元ですが、三井住友系の0.5%還元よりも楽天銀行のデビット1%の方が率が良かったり、会社によって変わってくるので手持ちのカードの情報はしっかり確認しておきたいところ。
■現金払いでは損! ポイント還元の差を比較
カードで切れない分は、振込か現金での対応になります。これはポイント等はつきません。これはかなりもったいない。
そうは言っても、クレカのポイントも提携コンビニとかタッチじゃないと大してつかないし、意識したことないな〜という方。たとえ0.5%でも、0よりはマシです。
先程の例で、300万円の手術だったとします。激渋還元の0.5%と一般的な1%還元でみてみましょう。
支払い方法 | 還元率 | 実際の支払い例 | 獲得pt(相当額) | コメント |
---|---|---|---|---|
クレカ(0.5%還元 ) | 0.5% | 100万円 × 3枚 | 15,000円 | 渋めの還元でも、ちりつもで0よりははるかにお得 |
クレカ(1%還元) | 1.0% | 100万円 × 3枚 | 30,000円 | 1回分以上の肌管理や施術代になることも! |
現金・銀行振込 | 0% | 300万円一括 | 0円 | 手数料でなんならマイナスになることも… |
300万も払うと金銭感覚が麻痺するけど、現実的に“肌管理1回分が浮く”と思えば、還元の大きさが見えてきます。せっかくの高額施術、賢く払いたい!
ポイントは使わないしな〜という方。だいたいのカードは引き落としに獲得ポイントを充当できますから、もはや現金値引きと変わりません。300万払ってると感覚がバグりますが、1万円って庶民には大きいですからね。カードが一枚しかなかったら、得られるはずだったバックは1/3になります。カードがなければ0です。
これは本当にもったいない!!
手持ちで支払いきれない場合、1〜2枚なら新規でクレジットカードを追加することも検討する価値はあると思います。クレカについては長くなりすぎちゃったので別でまとめますね。
また、デビットカードが使える院なら、併用することでカード枚数を抑えることが可能です。場合によってはポイント還元自体がクレカ<デビットのことがあるので、クレカの枚数を増やす前に、院の対応支払方法と各カードの上限額を確認してうまく併用していきましょう。
■ポイント還元率アップの方法も確認
さらには、できる範囲で、是非そのカードのポイント還元率を上げる方法も見てほしいです。
ポイント還元率アップの方法には、大きく分けて2種類があります。
タイプ | 主な方法 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
無リスク型 | ・キャンペーン登録 ・特定店舗やタッチ決済の指定 ・アプリ経由など | 条件を満たすだけでOK | 手軽・安心、損をしにくい | 忘れると効果ゼロ |
有リスク型 | ・リボ払いや分割払い設定 ・金融商品の同時契約(投資信託など) | お得に見えるが、実質コストが発生 | 一時的に高還元が可能 | 利息や手数料で損もあり |
無リスク型は、とにかく「やっただけ得」なものなので、施術支払いに際しては全部忘れず拾っていきましょう! というか、どうせだから絶対やって!!!
ただし、有リスク型には注意が必要です。特に、金融商品購入やローン・リボの利用をポイントアップの条件にしているものは、確実に自分が損を踏まないと思えない場合のみ、慎重に手を出してください。
たとえ高還元になっても、ローン・リボの解除を忘れたり、実質手数料でマイナスになってしまう危険があります。手数料や長期の制約が出るものは、できれば手を付けない方が良いと個人的には思います。多少のポイントバックよりは安全と安心を選びましょう。万が一、リボ払い条件を呑む決断をしたなら……絶対に、条件達成後すぐに“元に戻す”のを忘れないでください!
還元率に関しては、本来は現金で払って0のところです。0じゃなければいいじゃない、の割り切ったゆるさも必要だと思います。金額とバックされる数字を具体的に見据えて、見返りを具体的に想像して、“これはやる価値ある!”と思えるものだけ拾っていきましょう。
■まとめ

同じ金額を払うなら、ポイント還元や特典を活用して「ちょっとお得に」済ませたいところ。特に美容医療のような高額な支出こそ、支払い方ひとつで意外にも大きな差が生まれます。
無理のない範囲で計画的にカードや決済方法を整えて、せっかくの美容医療、ムダなく、気持ちよく、納得いくかたちで向き合っていきたいですね!
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