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ミレーナ装着の実際と経過体験談

ミレーナを入れることにした経緯をこちらでまとめました。

ここからは施術の実際とアフターをまとめます。個人差がかなり出る部分とはいえ、個人的には術後がめちゃくちゃつらかったので、これからされる皆様には是非余裕のあるスケジューリングと移動手段の確保をおすすめしたいです…。

目次

ミレーナの装着の実際

ミレーナの装着は生理開始から1週間「以内」ということだったので、あんまり大出血サービス中に行くのもな〜てことで、生理開始6日目に予約を入れました。

診察後、そのまますぐに装着へ。婦人科のあの椅子に座って、なんというか、そのまま入れていきました。麻酔を使うところもあるようですが、私が行った院は非対応だったので、もうひたすら心を無にしてやり過ごします。施術時間は10分もなかったと思います。

装着自体は、それなりに痛いのですが、まぁ子宮がん検査やそれに類するものがちょっと強めで長め…くらいで、案外大丈夫だったな〜というのが私の感想です。経産婦でも気絶寸前の人もいれば、未出産でも全然平気〜という人もいるらしく、本当に個人差みたい。

不思議な感覚ですが、子宮に直で物を置いているため、入れるとズシリと内蔵に痛みが出ます。注射や怪我とは異なる、筋肉痛のような重くて鈍い痛みというか、まぁ鈍めの生理痛みたいな感じです。

確実に痛いけれども、動けないほどではない。そんな状態で、先生からの術後の説明と確認の際にも、お腹いたいけど大丈夫ですエヘヘ…なんて会話をする余裕もありました。その時は。

ミレーナ装着直後〜半日以降の実際

問題はその後でした。子宮が直で痛いのでロキソニンを処方して頂いたのですが、病院で会計、同じビル内の薬局に移動していく間にどんどん痛みが強くなり、寒気と貧血のような気持ち悪さが出てきました。

そこからもうまともに立っていられないくらいの具合の悪さに…術後15〜30分経過したくらいだったと思います。薬局ではもうまともに座ることもできず、持っていた日傘を支えに丸まるように座っていました。

薬局の方がお席で会計で大丈夫です、今飲みますか?と言ってくださったので、その場で痛み止めを飲んで、タクシー乗り場までゆらゆらと這うような徒歩で向かい、歩いて帰るつもりだった距離をタクシーで帰宅。

帰宅する頃合いに薬が効いてきたので、そのままベッドに転がり込んで気絶。痛みがぶり返す頃にまた服薬…という感じで、その日はもう使い物になりませんでした。翌日もけっこう痛かったし、なんなら1週間くらいずっと腹痛鈍痛でウゥ〜ンて感じだったかも…

術後に普通に用事をこなせる方もいるようなので、このへんは本当に人によるかも。とはいえ、私のような事例もあるので、ミレーナ入れる日は丸一日お休みにしておくことをオススメします

また、手持ちがあるなら術前に痛み止めを先にキメておた方が楽かも…術後は一旦お昼寝するって決めておく方が気楽で良いと思います。

ミレーナの副作用の実際

まだ入れて数ヶ月なのであまり参考にならないかもしれませんが、現状での報告として。

不正出血

一ヶ月は不正出血がずっと継続、腹痛も頻発。さすがに一ヶ月以上の出血は人生初でしたが、説明でよくある事例として聞いていたので黙って経過観察。

出血自体はおりもの程度の少量なので生活に特に問題はなし。なんなら生理で大量に出るより、毎日少量の方がまだ快適まである。この少量の不正出血は一ヶ月半ほど続き、急に止まりました

そこからはほぼなし。ちょうどそのくらいのタイミングで検尿があったのですが、血液は検出されませんでした。

術後2ヶ月の現在で、たまにお腹が痛いのと一緒に、おりものに血が紛れ込んでいるような感じはあったりなかったり。基本は特に何もなく普通、稀に不正出血という感じです。

腹痛

私は不正出血よりも、こっちの方がつらかった。術後数日はかなり強めの腹痛、1週間はマシとはいえやはり鈍痛がありました。

その後はお腹が痛かったり痛くなかったりしつつ、1〜2ヶ月の間で「なんかお腹痛い」状態がちょこちょこ。腹痛を感じる期間と回数自体は以前より増えている現状です。とはいえ、強い痛みの時には生理痛と同じ対策をすれば良いだけなので、日常に支障はなし。むしろ寝込んで冷や汗が出るほどの強烈な生理痛はミレーナ処置後にまだ一度も来ていないため、楽ですらあります。

ただ、不正出血は確実にミレーナが原因だなと思えるのですが、腹痛の場合はミレーナなのか、違った原因なのかが自分ではわからないため、ちょっと不安にはなるのだけがイヤですね…

高温期と低温期が普通にあり、施術の翌月は不正出血に紛れてよくわかりませんでしたが、翌々月からは普通に生理として出血がきています。

圧倒的に排出量が減って、おりものシートでも対応できるレベルの軽さ。腹痛も痛み止めを飲もうかな…飲んだら楽だけどなんとかなりそう…という感じの軽〜中程度の痛みどまりです。入れて良かった。

なお、ミレーナがうっかり抜けてしまった場合は自分ではほぼ気付けないそうですが、経血量が元通りになって「気付く」らしいです。こればっかりは運ですね…

稀に外れてしまう人は実際にいるそう。そういったチェックも含め、検診は絶対に行った方が良いです。問題がなければ「そんなもんですね〜」と談笑して帰ってくるだけではあるのですが、ズレたり外れたりしていたらもったいなさすぎますからね。

ミレーナは、入れたらそれで一生OKではないため、検診予定はGoogleカレンダーなどに先に記入しておくと良いと思います。私のように、そのまま生理があがりそうな人でうまくいけば5年目に取り出して終了ですが、継続するなら入れ替えになります。その際にも、きちんと定期的なチェックをしておいた方が良いでしょう。

それでも、年単位で生理のわずらわしさから解放されながらも、女性ホルモン自体は変わらずある状態にできるというのは、とてもとても価値があります。選んで良かったなとまだ副作用のある状態ながら、すでに私はそう思います。

ついでに。検査でレントゲンなどのスキャンに映る場合があるそうですよ。なので、医療機関で何かする際には事前に言っておくとスムーズかも。

最後に

出産予定がなく、生理をわずらわしいと感じているなら、ミレーナを選ばない理由はないというくらい、良い選択肢だと思います。

でもミレーナってやっぱり「避妊」のイメージが強いみたいですね。なので、あんまり人には言わない方がいいかなと、ここ以外ではあまり言っていません。笑 

ミレーナにとどまらず、婦人科関係は性と関わりが深いだけに、令和になっても正しく症状と対策が理解されないことが多い。人間として正常に、快適に生きるために対策として通ったり、施術を受ける人の方が多いわけですから、もっと「婦人科」への周囲の理解が進むといいですね。

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この記事を書いた人

日々、幸せになるために過ごします。

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