施術するなら、ポイントも獲得しよう! …と先に書いたとおり、額が大きいほど「1%の差」はリアルに財布を殴ってきます。
高額決済の場面では「カードの枚数が足りない」「限度額が届かない」といった事態も多発。高還元目前で決済できず、チャンスを逃すことも……(まさに今の私です)
というわけで、ここでは「高額一括支払いにおけるクレカ」に必要なこと、すべきことをまとめました。完全に自分の失敗から学んだ備忘録ですが、限度額に阻まれてチャンスを逃したからこそ、これから施術…の支払いを考えている人の参考になれば嬉しいです。
クレカ自体の選び方やオススメは長くなるので近々別にまとめます。
■カードが複数必要な理由
高額、たとえば300万円の施術費を一括で支払おうとすると、手持ちのカードだけでは限度額に届かないことがあります。
クレジットカードの利用限度額は、一般的に100万〜200万円前後。生活費も含めて枠をすべて使い切るわけにはいかないので、多少の余裕を残す必要がありますから、実質使える金額は300万円には届きません。こんなイメージですね。
(カードの利用可能額 − 次回引き落とし分)× 枚数 = 実際に使える額
となると、手持ちが「楽天カード:上限100万」「三井住友カード:上限200万」の2枚だったとしても、フルに300万円をカードで払うのは現実的に厳しいというわけです。
限度額の壁にぶつかる前に、事前の対策が大切です。ここからは、必要な「支払い枠」をどう確保するかを段階的に解説します。
■カードを増やす前にできること
とはいえ、クレジットカードはむやみに増やしたくないのが本音。まずは今ある手札の中で「額を増やす」方法があるかを検討しましょう。
新規でクレカを発行する以外に、支払いに使える使用額を増やすには、下記の方法があります。
ほとんどのカードは50万〜100万円程度が初期設定ですが、審査に通れば200万〜300万まで上げられることも。カード会社に申請すれば、少なくとも50万単位で増枠可能なことが多いので、まずはメインカードの上限を最大まで上げておくべし。
ちなみに、支払いが終わったら普通の額に戻しておきましょう。
クレカ一体型になっていることもあるので、まずは手持ちのクレジットや銀行カードを確認してみて。デビットカードはクレカと別枠で処理されるため、使えば簡単に枠を増やせる。残高内なら即時決済ができるので、大きな支払いにも使いやすい。
ただし、一日または一ヶ月で使用額上限があるケースもあるので事前確認を。
高額では非対応なこともあるが、上限50万×2種くらいなら使える可能性あり。PayPay、楽天Pay、d払いなど、使える場面があれば検討の価値ありです。うまく組み合わせれば100万前後まではカバー可能。
ただし、美容外科などでは非対応のケースも多いので「使えたらラッキー」程度に。
まずは上記を行って計算した上で、さらに足りない部分を新規のクレジットで補ってもらいましょう。
■カードの発行は計画的に
やはり必要だからカードを作ろう!となったら。
カードの発行・利用には時間がかかるので、施術のスケジュールに合わせて準備を進める必要があります。
クレジットカード発行にかかる日数と注意点

クレカの新規発行には通常1〜2週間、ただし審査や郵送の都合でさらにかかることもあります。限度額の引き上げを申請する場合も含め、早めの行動が基本です。
一部カードでは即日発行やオンライン仮カード発行も可能。ただし、限度額や利用条件に制限がある場合が多いので、急ぎのケースでなければ、物理カードが届くのを待つ前提で動いた方が安心です。
以下、私の発行記録を置いておくので参考にどうぞ。
Amazonプライムカードの場合
- 5/29 19:56 カード即時発行申し込み完了メール
- 5/29 19:57 入会審査結果のお知らせメール
- 6/1 17:08 入会ありがとうございますメール
- 6/3 10:21 カードを発送しましたメール
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ここから1週間〜10日でポストに普通郵便として投函されるそう。
Oliveの場合
- 5/28 7:03 口座開設申し込み完了メール
- 5/28 15:20 口座開設手続き完了メール
- 6/3 の朝 Oliveアプリでの口座デビットカード化完了、クレジットはまだ審査中
- 6/3 10:44 クレジットモード審査開始のお知らせ、審査結果のお知らせメール
- 6/6 12:06 カードが封書で到着
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口座開設からだったからか一番時間がかかった印象だが、審査結果から物理カード到着までは一番早かった。
リクルートカードの場合
- 6/3 16:55 クレジット入会受付完了メール
- 6/3 17:10 クレジット入会判定のお知らせ
- 6/4 9:42 カード発送予定日メール
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こちらも、ここから1週間〜10日でカードが届くとのこと。
これ、今回の高額施術のために、今出た名前のカードは全部新規で作ったんですよ…ここまで読んだ上で見ると、無駄なことが多すぎて……笑ってもらえたら本望です、ほんとに;;
■支払期限から逆算するのが大事
高額施術の支払いのため、具体的には、必要な支払額とカード枚数を逆算し、期日までに確実に準備しておくことが必須です。
たとえば、100万円以下の施術なら、一枚のカードでも対応可能な場合が多い。社会人なら50万〜100万円の限度額のカードを1〜2枚持っていることが多いので、特に問題はないでしょう。
でも、複数部位の同時施術や高額クリニックで300万円かかるような場合は別です。通常の限度額では足りなくなってきますから、手を尽くしても額が足りなければ、新規でカードを追加する必要があります。
カードの新規発行や限度額引き上げには1〜2週間かかることに加え、多くのクリニックでは「施術日の2週間〜1ヶ月前までに全額支払い」が基本。
つまり、支払い手段の確保は「施術日の2ヶ月前には開始」しておく必要があります。
ただし、支払いは期日までに完了すれば、複数回に分けて会計してもほとんどのところはOK。たとえば、2枚のカードで300万円を支払うとすると、下記のどちらでも大丈夫となります。
- 1・限度額を150万ずつにして、2枚のカードで一括払い
- 2・75万ずつを2枚のカード一括、それを2ヶ月続けて支払う(同じカードでも可)
支払回数を重ねることで、カードの枚数自体を増やさずに済むケースもあります。期日までに支払いが完了していれば、どう払ってもOKなクリニックは多いです。
それって分割じゃだめなの? という気はしますが、私自身が一括教なのと、対応していないクリニックもあるので…そんな院でも、クレカ分割は駄目でも自力支払い分割ならだいたいOKなので…笑
とはいえ、結局のところ、二ヶ月前にはどう動くか決めておく必要はあります! 私の場合、月をまたいで支払えば賄えたのに、動くのが遅くて間に合わず現金払いが生じてしまいました……しくしく
■使用可能額の“復活タイミング”に注意!
これ、意外にも落とし穴。私も勘違いしてました……
クレジットカードは「月が変われば使用可能額の枠がリセットされる」と思いがちですが、違います!
使用可能額は“口座から金額が引き落とされた時点”で回復します。
つまり、月が変わっただけでは限度額は戻りません。「今月分の通信量」みたいな感覚で使うと、残高が全然戻らなくて焦ることになります。
月単位で計算していると、知らないうちにうっかり限度額オーバーになることもあるので、計画的に管理しておきましょう。すべてにおいて、余裕を持っておくことが大事です(泣)。
■おまけ:クレカ新規発行時は“ポイ活”を忘れずに!
これも私の失敗談ですが、新規カードや口座を作るときは、絶対に“ポイ活サイト”を経由してください!
モッピー、ハピタスあたりの大手サイトなら、自分でクレカを1枚作るだけで数千〜1万円相当のポイントがもらえる案件もザラ。支払いの還元率以上のバックの良さなので、何も使わずに申し込むの、ほんとに損です。
私は面倒がって最初にOliveを直申し込みしちゃって、1万4000ポイントふいにしました……泣。
ポイ活って性格的に向いてない方も多いと思うけど、こういう「確実に得するタイミング」だけ使うなら全然アリです。クレカ1〜2枚作るだけで、化粧品や肌管理費くらいのポイントは余裕で回収できますよ。
以上、私の失敗と対策をすべて盛り込みました。どなたかの参考になれば嬉しいです……!
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