具体的なアンチエイジング実践記をぼちぼち綴ります。私の最初の加齢の悩みはまぶたのたるみ。選んだ美容外科手術は二重の埋没手術でした。
実際に自分でやってみて、これは年齢問わず迷うならやった方がいい施術だと感じています!

以下、これまで美容クリニックに行ったこともない人間が手術まで踏み切った体験談です。悩んでいる人、迷っている人の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
30代後半、まぶたのたるみへの悩み
この二重施術が今から10年ほど前なので、施術当時はまだアラフィフではなくアラフォー、30代後半でした(今思うと、40前ならまだそこまで老け込んではないんですけど…)。アラフィフになってから始めたブログなので、その点だけご了承くださいませ。
まぶたのたるみ、眼瞼下垂では?
30代後半、ふと鏡を見ると、奥二重だった目がほぼ一重になっていました。メザイクやアイテープで引っ張っていた影響もあったのか、まぶたの皮膚が落ちて見える。
施術前(BEFORE)の写真です↓ 脂肪が多めの奥二重で分かりにくいですが、まぶたの皮膚が以前より下がってかつてはもう少し見えていた二重がほぼ埋まっています。

高齢になると多くの人が筋肉が弱くなってまぶたが上がらなくなる「眼瞼下垂」となるため、手術で目の開きを改善し、視界も見た目もスッキリさせるという話は以前から聞いていました。眼瞼下垂状態は目への負担も大きく、日常生活にも影響がある。治療手術は必要なことであると、何の健康番組で紹介されていました。
最近は目の疲れも強く、まぶたがかぶってきた。これは私も加齢による眼瞼下垂になったのでは。今から考えると、目の疲れ云々はただの目の使いすぎだった気もしますが、この時の私はそう考えました。
私の「加齢への治療」が始まった、と感じた
私は「理由なく整形するのはあまりよろしいことではない」とずっと思ってきたクチです。昭和の人間ですから、綺麗になりたいだけでする整形はズルだ、怪我でもないのに体を刻むなんてとんでもない、という価値観が刷り込まれている側です。
逆に言えば、整形は、“正当な理由”さえあれば悪いことではない、とも思っていました。つまり本音では、建前さえあれば私だって整形したい、と思っていたんですね。
そう思っていただけに、「いよいよ自分にも時が来たかも」と感じた瞬間から、整形を正当化する理由探しに必死でした。加齢によって現れる見た目と機能の両面の障害を取り除くという建前を使うチャンスを絶対に逃したくなかった。
とにもかくにも、年齢やその加減は人それぞれだが、いつかは誰しも瞼は垂れ下がる。それに対処することは、“整形”というより、加齢による変化への適切な処置、治療であると思い、私はそれまで踏み出せなかった整形治療への一歩を踏み出したのです。
信頼できるクリニック選びまでの、情報収集記録

まぶたのたるみを外科治療によって処置しよう。そう決めたからには病院を選ばなくてはなりません。
美容整形の満足度は、技術だけでなく病院や先生との相性にも左右されます。そのため、施術できそうなタイミングを仮で定め、1年前から情報収集を始めました。
以下、そのときの流れをまとめています。
Step1:SNSでリアルな声を拾う
美容整形について情報を集めるため、専用の匿名SNSアカウントを作成。顔を出す予定もなかったので、気楽な「捨て垢」感覚でスタートしました。
年齢が近そうな人や、実体験を発信しているアカウントをフォローし、日々タイムラインを眺めるところからスタート。交流はほとんどなかったものの、ときどき親切なアドバイスや共感のコメントをもらえることもあり、整形に対する不安は少しずつほどけていきました。
当時は同年代の発信者がまだ少なく、20代の投稿が中心。それでも年下の経験者からの言葉に、何度も勇気づけられました。
Step2:検索と口コミ掲示板で裏側を知る
SNSに加えて、検索でも情報収集。クリニックの広告やステマが多い中、ようやくたどり着いたのが、美容整形の口コミ掲示板でした。
企業系サイトよりも、昔ながらの匿名掲示板のほうが本音に近いと感じ、二重埋没に関する体験談を読み漁る日々。そこでは「高額施術の押し売り」「流れ作業のような手術」「術後対応の曖昧さ」など、大手クリニックのリアルな声も目立ちました。
もちろん信頼できる医師も多いと思いますが、初心者がその違いを見極めるのは難しい。私にとっては、医師が最初から最後まで診てくれるような小規模クリニックのほうが安心感がありました。
Step3:ブログ・症例写真を徹底的にチェック
続いては、施術名で検索しながら、クリニックのブログや症例写真を細かくチェック。
その中で、最終的に選んだのは、繁華街の雑居ビルにある小さめの個人クリニックでした。
決め手になったのは以下の点です。
- サイトの雰囲気が落ち着いていて、過剰な演出がない
- 医師やスタッフによるブログが、無理なく更新されている
- 宣伝色が控えめで、メニューも絞られている
- 医師が若すぎず、経験を重ねた印象がある
理屈ももちろん大事ですが、最後は「ここなら大丈夫そう」という直感。とはいえ、その直感が働くまでに、たくさんの情報を集めたことは大きかったと思います。自分なりの“選ぶ基準”を育てておくことで、迷いなく進めるようになりました。
病院名は現時点では伏せますが、いずれどこかでご紹介できたらと思います。重複する内容もありますが、クリニックの選び方を別でしっかり整理した記事もありますので↓ よろしければ併せてご覧ください。

初回カウンセリングで分かったこと
容姿についての不満や不安を直接誰かに伝えるのはかなり勇気がいります。
初めての美容カウンセリング。私は、カウンセラーや医師相手でも見栄が先に立ち、年齢を気にして今より綺麗になりたいと言えず、最初は言い訳ばかり言っていました。でも、悩みに対しての具体的な解決方法を提示してもらい、他人に対して少しずつでも希望をオープンにすることで自分の気持ちも整理され、かなり心が軽くなりました。
アンチエイジング整形を実際やるやらないに関わらず、問題を解決する手段があり、それを自分の意思で選ぶことができると考えること自体が「老い」へのストレスは激減します。
このことがわかっただけでもカウンセリングに行く価値はあったと思います。
私の美容クリニックでの初めてのカウンセリングについては、長くなったのでこちらでまとめてみました。カウセについて詳細が見たい方はこちらをどうぞ。

二重埋没手術の実際【費用・痛み・時間】
二重埋没手術の費用

私のかかった病院だと二重埋没の費用は現在(2025年6月で)5〜8万円程度、全切開なら20万円ほど。当時、私がした時とほぼ値段は同じようです。
コストとダウンタイムを考えると全切開より埋没の方が圧倒的に手軽です。糸を外して戻すこともできますし、片目だけなら万一の場合も眼帯で隠しておけば施術を秘密にできるのもメリット。
金額の話だけで言えば、信頼できるクリニックなら埋没は予算10万円前後で十分じゃないでしょうか。オプションだらけのメニューや、保証付きプランで何十万もの施術を売り込んでくる院は売上主義な院かもしれません…。
そもそも、同じ施術に等級を付けたり、「保証」って何? と思います。病院であれば、施術後に何かあった場合は当然対応してほしいものですし、保証がなければアフターケアをしないクリニックにはあまり頼みたくありませんよね。
二重埋没手術の施術の実際

初めての手術は、10年前のことなのであまり記憶がありません…が、初めて「手術台」に乗っかって、眩しいライトの下で感覚のないまぶたを引っ張られた記憶はなんとなく残っています。
手術台の上での記憶
病院で施術というと、麻酔したら寝ちゃうのかな? などとド素人は思っていましたが、部分麻酔だし、そもそも開きの確認のために途中で起こされて感覚のない目でパチパチしたりするから、寝ていられないんですよね。黙って寝転がるまな板の上の鯉でした。
初めてのことに、台に上がってからはさすがに緊張していましたが、看護師さんと軽くお喋りしたり、施術中は先生に優しくあやして頂いたり(このへんは先生によるけど、外科手術の際はわりと丁寧に声掛けしてくれる先生が多い気がします)、甘やかされてるうちに終わった〜という感じでした。
手術中の痛み
痛みに関しては、最初の麻酔注射と術後に出てくる痛みは多少あります。が、基本的には麻酔でわからないので強く我慢できないような痛みは特になし! 術後はロキソニンを飲んでしまうし、終始さほど痛くはない施術でした。
どちらかといえば、瞼をひっくり返すような工程でグイグイされるのと、ライトが眩しかったのがつらかったです。
手術の所要時間
丁寧に施術してくださっていましたが、30分程度。実際に手術台に乗っている時間は15分〜20分程度だったかと思います。思っている以上にサクッと終わる施術でした。
二重埋没手術のダウンタイムと仕上がり
埋没の件数が豊富な先生だったこともあり、手術は本当に短時間、かつ腫れは最小限。数日後にはすでにかなり自然で、チェーン院よりはるかに手頃な料金だったのに、仕上がりもケアも良く、満足度はかなり高かったです。
こちらが施術直後。帰り道に自撮りしたものなので、麻酔でむくみと白さが出ていますが、変な腫れはほぼなし。想像以上すぎません…?

一晩寝てからの自撮りはこちら。むくみと麻酔が抜けたらもうそのまんま、完成してます。

……とはいえ、数ヶ月後に物足りなくて結局は全切開に踏み切ったんですが…。それも同じ先生にお願いしましたが、全切開だとDTも仕上がりもまた全然違ったのでそれは後日に。
埋没のダウンタイム経過と仕上がり
前述の通り、施術はやや拍子抜けなほどサクッと終わりました。施術日の腫れも想像以下、翌日も想像以下というか、眼鏡をかければ「ちょっとむくんでる?」で済むレベル。
上の方で貼っているものと同じですが、こちらが施術前、施術当日、施術翌日(!)です。

翌日以降のダウンタイムについて
翌日以降もほぼこのまま。カウンセリングの時にも、とにかく埋没が得意でかなり数をこなしている先生なので、非常に腫れやDTは少ないとは看護師さんからこそっと言われていました。
実際にその通りで、DTに1週間確保していたのですが、ご覧のようにほぼ2日で完成してしまうという、休みなど必要なかったくらいのアッサリ具合でした。
もちろん、体質や先生、体調によって変わるので、通常は1週間くらい内出血や腫れが出ても大丈夫なよう保険をとっておいた方が良いです。
仕上がりと満足度
仕上がりとしては、ほぼ埋まりかけていた二重が新たにちゃんと生まれ、生まれつきかのようなナチュラルな幅と末広二重になりました。
施術翌日以降はほぼ変化なく、多少は1週間くらいで腫れたり幅が変わったりするのかなと思ったら、ずーっと同じ状態でした。笑 目尻も目頭もそのままなのに、かぶさりが消えたおかげで目自体が大きくなったように見えます。ナチュラルに、バレたくない人には本当に良い施術だと思います。
私はまぶたが重いのと筋肉が弱いせいで幅広にはできませんでしたが、まぶたが薄い方ならもうちょっと自由にデザインできるんじゃないかな…
事前準備をしたかどうか
手術に際しては、初めてであまり知識もなかったので、特に事前準備などもしませんでしたw
今なら多少、体の調子を整えてから挑んだ気がします…が、上手な先生での埋没施術は、ほぼDTなしと言って差し支えなかったです。
施術から約10年後の現在、率直な感想とまとめ
ここまでで伝わっていると思いますが、埋没は自分でもやって良かった施術ですし、やりたいなら今すぐやった方がいいよ〜! と思っている施術です。
毎日二重をテープで整える手間と安くないメザイク代に比べれば、早く一歩踏み出した方が圧倒的に楽でコスパも良いのは明らか。個人的には、成人後に二重をメザイクやテープで作っている人には埋没を今すぐおすすめしたいです。
二重メイクのためにまぶたが腫れ上がり、ボロボロのまぶたの治療で皮膚科に泣きながら通っていた友達もいました。コストかけて皮膚を痛めるくらいなら、二重にしちゃった方がもう絶対ぜったい幸せになれますよ。
まとめると
- 埋没二重はやりたいと思うなら年令問わずやった方がどう考えても良い
- まぶたの中年たるみにも埋没施術は有効
- 情報収集だけは納得いくまでしっかり
- 信頼できる施術医、クリニックを妥協せず探そう
- 人によりけりだけどDTは1週間〜2週間が平均だと思う
- 埋没による二重は非常にナチュラル
- 嫌なら糸を外して戻せなくもない
埋没で二重にしたことで、朝の準備は早くなるし、鏡を見て気分が落ちることもなくなりました。つまり、無駄なことで悩んだり、その対策をすることで時間を使うこともなくなりました。その分、他のことに時間も脳みそも使えます。
そもそもメイク後の自分に慣れているなら、埋没は“それ”を固定化する手段にすぎません。「やりたい」と思った時点で、それはやるべき施術。迷っている時間がもったいないと思います。今が一番若いので。
これから二重埋没施術を考えている人へ
施術で顔が良い状態になったことは、成功だと思います。それ以上に、個人的には無意識下で自己肯定感が上がったなと思いました。
これは「綺麗になったから」よりも、思い悩んでいた問題を自分自身で考えて解決手段を選び、その結果を得た、という成功体験を一つ積んだからだと感じます。
努力して、結果を得る。多くの整形アカウントの人たちからしたら地味な施術に過ぎない埋没手術ですが、私にとってはアンチエイジング活動の大切な最初の一歩であり、積み重ねの一段目でした。そういう意味で、この最初の整形手術はやってよかったと、心から思っています。
整形は“顔を変える”ことが目的じゃなくて、“自分をもっと好きになる”ための手段なんだと思います。この記事が、私と同じように悩んでいる人が一歩を踏み出すのに役立てたら幸いです。
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