「美容クリニックのカウンセリングって実際どんな感じ?」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。私も最初はとても緊張しました。
ここでは、私の最初の美容整形である二重の埋没手術に至るまでの、初めて美容クリニックを訪れた時の実体験を、率直にお伝えします。
眼瞼下垂を疑い、生まれて初めて美容クリニックのドアを叩いた私。
そんな私が最初に足を踏み入れたのは、大阪の繁華街のビルにある個人院。女性カウンセラーが話を聞いて、先生が診察・問診をするという、美容外科では一般的なスタイルのところでした。
■初めての美容クリニック、初めての待合室
行った先は、駅すぐのビル上階にある小さめの個人院。
院内は清潔で、ちょっと昭和の雰囲気が残る上品な空間。受付スタッフの対応も適度で、ロビーにはふかふかの椅子と生花がありました。
なにせ初めての美容クリニックです。普段着で着て良かったのか、綺麗にメイクすべきなのかすっぴんにすべきなのか、何もかもが場違いな気がして不安になりながらも、BGMに流れる穏やかな音楽と静かな空間のおかげでなんとか平常心を保てたのを覚えています。
他の患者さんが数人いる中、ソワソワはしましたが、柔らかな椅子の上で静かにじっと待つのはさほど苦痛ではありませんでした。
■初めての美容カウンセリング、所要時間は? 費用は?
時間になると、待ち合いの先にある小部屋、小さめの机と椅子のある個室の一つに通されました。イメージ的にはこんな感じ↓ 手鏡と施術各種の説明書きなどがありました。
ちなみに、個室とはいえ、よその声はけっこう聞こえますw

まずは看護師さんとの事前カウンセリング
そこで先に女性看護師さんが、今日はなぜ来たのかを確認。気になる点や悩みをそこでまず言語化する作業が入ります。悩みに対してどんな手段があるかなどを教えてくださりつつも、詳細は先生に診ていただきましょう〜と、カウンセラーさんはそこで退散。またしばし待機です。
カウンセラーが先に話を聞き、悩みや希望をまとめた後、先生の診察という流れ。この“ワンクッション”に私はかなり救われました。緊張している状態でいきなり医師に向き合うのは、想像以上にハードルが高い! まとまっていない話を聞いてもらえるだけで、かなり脳内が整理されます。
カウンセリングの所要時間
所要時間については、入口に入ってからカウンセリングを終えて外に出るまでで、待ち時間を入れて小一時間というところでした。カウンセリングの所要時間は、初回だと看護師さんとのお話や最初の確認、すり合わせでそれなりに時間を使うため、やはり1時間程度、2度目以降で簡単な相談なら30分程度で終わるのではないでしょうか。
カウンセリングの費用について
カウンセリングの費用は、私の行ったこの病院の場合は相談は無料だったので0円。ここは実際の施術以外は料金をとらない院だったので、それもあって先生はけっこう駆け足だったのかなぁと思います(ちょっと駆け足だけど雑ではないので全然問題なかった)。美容で自費診療のみのクリニックではそういった所も多いですね。
ただ、金額が高めの病院や、いわゆる大御所先生の院の場合、別途でカウンセリング費用がかかる場合もあります。そういったクリニックでは、30分〜1時間のカウンセリングで、費用は6000円〜4万円くらいまでの幅があるため、事前にチェックしておきましょう。まぁ相談だけで万を越えてくる先生は、本当の本当に凄腕大御所だったりなのでそうそういらっしゃいませんが…
カウンセリングの持ち物は…?
ちなみに、カウンセリングに向かう際には特に必要な物はありません。強いてあげるなら、
あると心強い物:
- 保険証(念の為)
- 相談したいポイントのメモ
- 理想の写真や画像(あれば)
- 予算の上限設定
- 財布(これも念の為)
- 心構え
これだけあれば、安心して行けるのではないでしょうか。まとまっていなくても「こうしたい」「こうなりたい」という希望だけはある程度固めておいた方が話はスムーズです。
心構えというのは、まずは知りたいことを知るぞという気概、無理にそこで決めなくても良いという勇気、そして場合によっては別の院にもカウンセリングに行くという前提を持っておく、というところでしょうか。
カウンセリングの段階では、どちらかと言えばこの心構えで色々左右されるので、しっかり気持ちを強く持って挑んでください。だいたいの先生は優しくきちんと聞いてくださいます。
■先生登場、まさかの二重埋没推奨。プジーってこれか!
看護師さんとのお話の後、しばし待つと、颯爽と先生登場。笑顔でささっと挨拶してくれました(個人院院長はだいたい忙しくしているので、わりとせっかちな印象の方も多いです)。
優しそうな雰囲気に安心しながら、目元のたるみと、ついでに目の下のクマ・たるみ、輪郭のたるみについて相談。適宜アドバイスを頂いていきます。
カウンセリングで多少は整理されていたとはいえ、初めてのことにかなりしどろもどろだった私の話を、根気よく聞いてくださったのには今思い返しても感謝です。
瞼に関しては、必要ある? ほんとに? と言いながらも、まさかの“埋没でいいと思うよ”という提案。てっきり切開かと思っていたのに、軽度の下垂なら埋没でも十分効果があるとのこと。
もっと高齢の方でも満足されている先生の患者さんも多く、内側に食い込む分だけ皮膚が持ち上がるため、大きく垂れ下がるようなたるみでなければ十分に改善されると説明されました。なるほど…。
埋没するなら…と、針金の棒の器具・プジーが登場。これ情報収集の時に見たやつだ……!!となりながら、理想の二重の疑似体験ができるのかとワクワク。
■カウンセリングで知る。二重整形にも理想と現実があった
さっそくプジーを瞼に押し当てて、疑似ラインを作って診ていきました。針金を当てるのでヒヤリとはしますが、痛いわけでもなく、他人に二重幅を作られるのがとても不思議な感覚。
先生によると、私のまぶたの筋肉は弱めで、二重幅を広げすぎると開きが悪くなり、眠たげな顔になるそうです。整形すれば思い通りになる――そんな幻想が崩れた瞬間でした。筋肉や皮膚には個人差があり、理想の実現には限界があると思い知らされました。
メザイクではけっこう二重を大きく作っていたので、本当ならいわゆる「幅広二重」にしたかった私。でもまぁ、モデルみたいな二重は無理でも、とりあえず重たさだけでもなくなったらいいかな…と、埋没施術をすることを決意。
診察の後に、看護師さんから話で挙がった施術の見積書を頂いて帰宅しました。
私もカウンセリングから実際の手術までは数ヶ月開きましたが、見積書は期限が半年間ほど。数ヶ月経っていても、期限内であれば見積もり通りの内容で話が進められました(ほとんどのクリニックが見積もりの有効期限は半年だと思います)。
■慎重な姿勢から感じた誠意
先生が決して施術をすすめてこなかったのも、今思えば良かった点でした。
何度も通いましたが、先生は「本当に必要?」「やらなくてもいいのでは?」と、まずはありのままを肯定し、患者の容姿を否定することは一度もありませんでした。自費診療である整形手術を行なうということに、非常に慎重で、終始真摯な姿勢の先生でした。
中には自信過剰だったり、容姿を否定してくる医師もいます。だからこそ、「そのままでいいんじゃないの?」と言ってくれる先生の姿勢に、誠意と信頼を感じました。
整形は本当に先生とクリニック選びが大切だと思います。それについてはこちら↓へどうぞ。

カウンセリングを受け、手術を決めました。その実際の二重埋没の施術体験についてはこちら↓です。ぜひ続けてご覧ください。

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